小説を書くときのプロセス
思いつく→プロット作成→(下書き)→本書き→推敲→完成
だと思うんですけど、この中で最も大事なプロセスはなんだと思いますか?
当然本書きです。
でもこれはすごく時間のかかる作業ですし、体力も気力も要ります。字数が万単位になってくるとその負担はかなりのものになります。
この負担をごっそり減らすこつは、わたしは「プロットをぎっしり詰め込むこと」にあると思っています。そういう意味では、わたしの中で最も大事なプロセスはプロット作成です。
プロットとは?
簡単に言えばあらすじのようなものです。話の骨に当たる部分です。
短編であれば不要なことも多いですが、長いのを書くとき、矛盾をなくしたりモチベを保ったりするためにプロットはほとんど必須ではないかとわたしは思います。
今日は、このプロットを一緒に作りながら、中編執筆の自己流テクニックをご紹介したいと思います。
サンプルは、恐縮ですが一番新しい拙作を使おうかなと思います。
プロット作成のプロセス
①登場人物設定↔︎②みたいシーンを考える→③仮プロット作成→④調べもの→⑤本プロット作成
プロット作成といっても、割と段階を踏んでいるので細分化してみました。
①登場人物設定と②見たいシーンを考える は、状況によって前後します。見たいシーンが先に思いつくこともあります。
また、調べ物を四番目に配置してますが、必要な時はいつでも情報を引き出せるように、パソコンやスマホを置いておくのが良いと思います。後ほど説明しますが、情報を詰めておくことは本書きでの負担軽減につながることが多いです。
では、それぞれについて一緒にやっていきましょ〜
①登場人物設定
兎にも角にもキャラクターは大事です。なので、詰めます。設定は詰めれば詰めるほど良いです。今回はたいして決めなかったんですけど、ファンタジーを書く時とかはかなり詰めます。
キャラクターの経歴や内面を細かく決めておくと、あとでストーリーを考えるとき、自然に動いてくれるようになります。プロット作成後本がきに入って、こっちの方がキャラ的に自然だな……みたいな展開が思いつくこともあります。わたしは、そういうときは、プロットを無視してそっちの方向に行くようにしています。キャラの意思に任せた方が、後々良いものができるような気がします。
ここで全ての登場人物を決めておく必要はありません。この段階では、メインキャラクター数人だけで十分だと思います。プロット作成段階で、必要に応じてサブキャラクターを増やしたりということもできます。
今回は、以下の三名を主軸に話を進めていくことにしました。この三人と酒を飲めるようになることが、今回の目標になります。
手嶋純子:25歳女性。人を羨望する陰湿な劣等感を持ちながらも、ものごとを真っ直ぐに志向する愚直さを持て余す寒江独釣の女。睡眠薬を手放せない、不安定で、神経質、不安障害、躁鬱の気がある 青八木と付き合ってるけど、自分がレズと認めたくないので、普通に男とセックスもする そのことに罪悪感を抱いてるくせにやめるつもりはない
青八木一:25歳女性。手嶋とは高校の同級生で、恋人。無知、無欲、人の機微に限りなく無頓着、というかあまり関心がない 広告会社でデザイナーの仕事をしている
古賀公貴:26歳男性。手嶋とは高校の同級生。既婚。生来のサディスト。同級生女二人の恋模様を俯瞰し、たまにかき乱したりして愉悦している。アメリカの巨大コンサルティングファームのマネジャーで資産を持て余している。
三角関係ってすごく書きやすいのでおすすめです。エロいし。そうでなくても、中編以上のものを書くなら、登場人物は少なくとも3〜4人以上いる方が良いと思います。
見た目を決めておくと描写が楽になります。わたしは絵を描くのも好きなので、余裕があるときはキャラデザまでします。
②みたいシーンを考える
見たいシーンを先に考えます。
ここで出てきたシーンを繋げて仮プロットを作成していく感じになります。また、本がき作業に入った時に、ご褒美シーンを用意しておくことでモチベ維持になります。おすすめです。
ろくでもなければないほど楽しく書けて面白くなる気がします。わたしはエロいのが好きなので、エロシーンをいっぱい用意しておくことでモチベにしています。
・卵子提供する
・その辺の男の子を引っ掛けて連れ込む
・風呂場で飲尿する
・全裸で夜の街を散歩させられる
・不本意な妊娠
・処女懐胎する
・高級フレンチに連れて行かれて卒倒しそうになる
・オープンカーで旅行
・PAの公衆トイレでレイプされる
文字面で列挙するだけでなく、映像的なイメージも膨らませておきます。そうするとあとで書きやすくなります。お風呂に入る時とかお布団に入って寝る直前とか、暇だと思うので、考えます。また本がきに入ってからもこの作業を定期的に行い、より奥行きのある展開を模索します。
またこの段階で舞台も決めてしまいます。わたしはインドネシアが好きなので、今回もインドネシア(ジャカルタ)にしました。
自分と縁が深かったり、よく知っていたりするモチーフを登場させた方が、当然書きやすくなります。文字数を稼ぎたいなら詳細に描写する必要がありますが、知らないものを仔細に描写することはできません。これについてはまた後ほどしゃべります。
③仮プロット作成
ここまでして、ようやくプロット作成に入れます。
基本的には、②で考えたシーンを数珠繋ぎにして一本のシナリオに成形する感じです。慣れないうちは最低限場所・時間・何が起こるか、の三つは情報として書き起こしておいた方が良いかもしれない。
わたしの場合は、基本的に時間があまり前後しない作品を書くので、主人公の年齢を主軸にした年表を仮プロットとして作ることにしています。
年齢/時間/場所/起こったこと
17/8月/千葉県某市のラブホテル/手嶋、青八木とイチャイチャする
19/7月/成田→ハノイ→クアラルンプール→シンガポール→インドネシア/手嶋、青八木、日本脱出
25/4月/横須賀のカフェ・ド・クリエ/古賀、手嶋に卵子提供を要求する
25/5月某日昼/中央ジャカルタ、アパートの一室/手嶋、小説が書けなくてイライラする
25/5月某日夜/中央ジャカルタ、アパートの一室/青八木帰宅、スーパーで買ってきたものを食べる 二人でイチャイチャする
……
プレゼン用に綺麗に書き直していますが、いつもはもっと雑だし口語です。イメージが固まっていれば正直作らないこともあります。自分がわかりゃ良いのです。
ここで下線を引いた部分に関しては、解像度が低いので、④調べもの で理解を深める必要があります。
またここでようやく、サブキャラクターを入れたり削除したりする作業に入ります。だいたい固まってきたら、相関図なんか書いておくと楽でしょう。
④調べもの
仮プロットができたら、次は調べ物です。
プロット作成のプロセスの中で一番大事な局面と言っても良いと思います。ここでどれだけ解像度を上げられるかで、小説の最終的なクオリティも決まってくるような気がします。
具体的な手順を紹介する前に、解像度を上げるメリットについてご紹介します。
①描写がしやすくなる
②小説にリアリティが生まれる
③教養になる
④楽しい
①描写がしやすくなる については、なんとなくわかりにくいと思うので例を挙げます。
例えば、男女がデートで高級フレンチレストランに行くとします。この時、フレンチについて何も知らないと、
二人は、高級フレンチレストランに行って、美味しい料理を食べた。
としか書けません。
しかし、事前に調べ物をした上で、状況を細かく設定しておくと、メチャクチャなかさましができます。
一差は、そばに控えていたボーイに、ランチコースを二人分オーダーした。程なくして、黄色いラベルのマグナムボトルが運ばれてきて、ヴーヴ・クリコというシャンパン、ソムリエールがこれを恭しく二人のグラスに注いだ。アミューズは、極厚のトリュフを栗のペーストと溶かしたグリュイエールチーズで包み込み、ジャガイモで挟んだもの。パンはミニバゲット、フランス産の発酵バター付き。続いて、何も考えていないらしい一差がオーダーしたのは、ドメーヌ・ルフレーヴの白ワイン、二〇〇八年のもの。シトラスやリンゴ、白桃などの果物に、ローストしたナッツのような香りの混ざる、甘やかで芳醇な舌触り、恐ろしく上等なものだろう。一皿目がくるころには、はじめはほとんど前後不覚で、無邪気な一差のおしゃべりに耳を傾けていた。
「はじめて来たんですけどいいとこですね、ここ」
「ああ……」
「これ、茶色いタワーみたいなやつ、めっちゃうまいすよ。緑のタレにつけて……こっちはなんだ? 魚?」
緑のタレにつけて……こっちはなんだ? 魚?」
彼がフォークでつついているのはジャガイモのカルパッチョ、茶色いタワーは鰻とアンキモのミルフィーユ、ほかに、リンゴと大根のサラダ、グリーンマスタードのソルベ、カニとエビのジュレに大量のキャビア。二皿目にあわびのソテー、金箔やカラフルな小花の散ったカリフラワー。三皿目に、ジャガイモのピュレとケール、ブロッコリー、ロマネスコ。手長海老のラヴィオリ。セルフィーユ香るロワールのホワイトアスパラガス、モリーユ茸。ボタン海老のスープ。キャラメリゼされたブラック・コッド。カリフラワーのムースを完食して、ようやく、前菜が終了する。
「やっと肉ですよ!」
金でオー・ソメットと箔押しされた黒い箱の中に、巨大な肉塊。それを、ボーイが二人がかりで取り分けてゆく。一差は理解していないのか、はたまた歯牙にも掛けていないのか、子供のように喜んでいるが、きちんとメニューに目を通したはじめにはわかる。あれは牛フィレ肉とフォアグラを抱き合わせたロッシーニである。もしこの場に純子がいたら、一差の頭を叩いて、このロッシーニがいかに上等な料理であるかということ、お子様プレートのテンションで適当に食すべき代物ではないのだということを滔々と語ったことだろうが、前菜ですでに押し切られてしまったはじめにはその元気が残されていない。ワインを舐めつつ、付け合わせのポテトを齧ってなんとか凡庸な胃腸をやり過ごすしかない。と、ボーイの去り際に、一差が次のワインをオーダーした。漆黒のボトルに真っ白なエチケット、ラ・トゥール、一九九四年のもの。ボルドーワインの中でも第一級にランクインする、世界屈指のシャトーである。
食事シーンだけでもこれだけ書けます。長いのを書く一番のコツは多分これです。状況を細かく設定して、細かく描写すること。この合法かさまし術に不可欠なのが、調べ物である、というわけです。
では具体的に何を調べるのか? 国、街、場所、植生、食文化、なんでもです。行ったことない場所を書くなら尚更丁寧な下調べが必要になってきます。
例えば、登場人物の住んでいる場所が、神奈川県の一軒家だとします。この情報だけでは不十分なので、まず物件サイトに行って間取りを決めます。立地を決めます。庭があるならどんな花が生えてるのか決めます。周辺の交通状況、道路は通っているのかとか、最寄り駅はどこかとか決めます。隅から隅まで決めておくと、実際に執筆にあたるとき、キャラが自由に動けるようになります。
こんなふうに間取りの絵を描くとことさらに良いです。
小物に関しては、現物の写真などあると良いでしょう。たとえば、仮プロットから スーパーで買ってきたもの については、インドネシア現地のコンビニに行った時の写真があったので、そこから書き出しました。
彼女が抱えてきた巨大なビニール袋から出てくるのは、日本のカップラーメンにも似たカラフルなポップミー、ココナッツジュース、バナナ、マンゴーやスイカなどのフルーツ、大豆を発酵して揚げたテンペ、ポテトチップス、オレオ味のポッキー、乾麺のインドミー、乾麺のミースダップ……
ものを列挙する手法は、単純ですが、文章のかさましにもなるし世界観に奥行きが出たりもするので、おすすめです。やりすぎはくどいので良くないけど。
サンプルの小説では、車で旅をする描写を入れたかったので、Googleマップをガンガン活用しました。
ストリートビューで、周辺の景色とか施設とかを予め把握しました。ストリートビュー、あまりにも優秀です。本当は教えたくないくらい。おすすめです。
ただし、全てに関してここまで解像度を深める必要はありません。例えば夢の中など、ふわふわした感じのシーンは、描写もふわふわしていた方が良いので、あえて事前情報を入れなかったりします。その時々で情報密度の強弱にメリハリをつけると良いでしょう。
⑤本プロット作成
十分に調べ物ができたら、いよいよ本プロットを作成します。
本プロットというか、ほとんど下書き作業に近いような気がします。簡単な状況に、セリフを交えながら、具体的なイメージを書き起こしていきます。ここまで来りゃもう執筆作業は半分終わったみたいなもんです。お疲れ様です。
基本的には、仮プロットで決めた状況に沿って書いていく感じになります。
25/4月/横須賀のカフェ・ド・クリエ/古賀、手嶋に卵子提供を要求する
↓
最後のインターハイから7年後、古賀と手嶋は25歳、横須賀のカフェ・ド・クリエのボックス席に向かい合って座っている 古賀の傍らには手嶋が知らない女性
「いいわよ」と、手嶋
「いやにあっさりしてるな、ふつう何か、あるだろう、他に」
「あたしたちもうそういう、回りくどい仲でもないでしょ、それとも断った方が良かった?」
「いや……」
古賀は女と目で何か会話し合う それを、いちごミルクのソルベージュをマドラーでかき混ぜながら眺めている手嶋
「それで日取りはいつにするの? ああ、急かしてるわけじゃないのよ。帰りの飛行機を決めちゃいたいから」
「おまえが良いなら明日にでも。まさか快諾されるとは思ってなかったから、何も準備してないんだが」
「わかった」
「ありがとう、散々迷ったが、おまえに相談して良かった。兎にも角にも何か礼をさせてくれ」
「そうね、そこまで言うなら」
手嶋の横顔はひどく病んでいる 彼女が精神的に不安定なのはいつものことだが、その目に一抹の狂気を見とって、古賀はふと息を呑んだ
「あなたがたが切望するものを……あたしは与えることができる、好きに使いなさい。でも、同じ分だけあたしにもよこしてね、飢えているのはみな同じなのだから」
情景描写は本書きでいくらでも書けるので、ひとまずセリフの調子を整えておく方が良いかな〜と思います。本書きの段階で展開が変わったりもするので、あんまり本気で書きすぎない方が楽です。
また、なんとなく本プロットの分量で総字数が決まってくるような気がします。字数を増やしたければ、本プロットのエピソードを増やせば良いし、減らしたければエピソードを減らせば良いのです。サンプルに関しては、本プロットが1万字弱くらいだったので、10万字前後の作品になるかな〜と予想しました。最終的には9万5千字でした。
これでプロット作成はおしまいです。お疲れ様です!!
本書きについてのチップス
せっかくここまで書いたので、本書きについてのコツ……というか私なりのこだわりをいくつか紹介します。
・情報は、直接的な言葉で伝えるのではなく、描写で表現する
ものの程度や価値を、直接的な言葉で伝えるのは簡単です。でもそれだと芸がないし、字数をかさまししたい場合には不都合です。ですから、できるだけ外から見える情報の描写で、ものの程度を伝えるように努力しています。わかりにくいので例を持ってきました。
公貴は、田舎のチェーン・レストランにそぐわぬスキャバルの黒いプルーネラ織りで全身を引き締め、腕に真新しいオイスター・パーペチュアルなんてつけていたが、純子と目があうとやりにくそうに強肩をすくめるのが、学生の時の仕草そのままでおかしかった。
この場合は、小物で人物の豊かさや地位の高さを表現しています。スキャバルは、ベルギー発の世界的マーチャントで、大抵はオーダースーツに使われます。オーダースーツなんか着ているのは、よっぽどの立場ある金持ちか、ファッション偏愛者くらいのものだと思われます。ロレックスのオイスターなんて言ったらどなたもご存知でしょう。正規で購入すれば100万近く飛ぶ代物です。
ただ金持ちと書くより、こちらの方が私は好みです。小説内であれば、どれだけお金を使っても良いのです。
・路線変更をためらわない
話の根幹に関わるテーマが傷つかないのであれば、多少の路線変更は許容するのが良いと思います。
執筆に入ってから、「プロットではこういう流れに設定したけど、やっぱりこのキャラはこうは動かないな」「この結末はあまりにもご都合主義だな」と感じることはままあります。そうなったら、犠牲を厭わず路線変更に踏み切りましょう。切り捨てたぶんは、もったいないけど、使い捨ての起爆剤だと思って割り切りましょう。
サンプルの場合は、プロット段階では結婚してハッピーエンドだったんですけど、結局死別させることになりました。その方がテーマに近いと思ったので。長く書いているとキャラに肩入れしがちですが(これは後でまた話しますが)突き放すときは突き放しましょう。
ちなみに! 人が死ぬ話は、強いので書きたくなりますが、できるだけ使わないようにするのが良いと思います。あまりにも強すぎるので。もし死ぬことがあっても、直接死という言葉を用いるのは、ナンセンスなような気がして私はやりたくないです……
・ヒロインのことを本当に好きになる
恋愛小説を書くなら、ヒロイン(あるいはヒーロー)のことは本当に好きになりましょう。作家が肩入れできないヒロインは、読者を魅了することもないと思います。
どうせなら好きな要素を詰めよう。私は男みたいな女の子が好きなので、男みたいな女の子しか書きません。そんで、書いている間は、主人公に乗り移り彼女のことを本当に愛します。
推敲の段階に入ってからは、好きだった気持ちを全部忘れて、ひきに引いた神の視点でざくざく直します。彼女が不況に立たされていても甘やかしてはいけません。ご都合主義は、読んでいると、なんとなく冷めます。
ついでに言うと、異性や、自分の知らない属性のキャラクターを、そのステレオタイプに押し込んではいけません。女は感情論者だから理性的な会話はできないだろう、だからここの議論のシーンでは暴れさせよう、みたいな。極端ですが(笑) できるだけ考察し、その人の気根にあった選択をさせるようにしましょう。
・絶対最初から書く
好きなところから書く方もいると思うんですけど、長いのに関してはお勧めしません。ご褒美シーンを用意するメリットが薄れるというのもありますが、話全体のバランスが悪くなるような気がするからです。まあでも最終的には書ききれれば良いので……どうしても好きなところから書きたければ、それもやり方だと思います。
・短期間で書き切る
作家さんによっては、ショートショートを三ヶ月書き続けるみたいな気持ちで長いのを書く、とおっしゃる方もいますが、私的には短期間で書き切る方をお勧めしています。
やる気も持続するし、思考したことを記憶した状態で執筆にあたれるからです。
今回のケースでいうと、構想1日→プロット作成2日→執筆一週間強→推敲1日、という感じでした。
・もしセックスシーンを書くなら……
下手なエロ小説に出てくるような下品な言い回しは、できるだけ用いないようにしましょう。どうせ書くなら医療の現場で用いられるような正式名称で。鼻っからエロ小説を書くことが目的であれば良いのですが、一般小説として書くのであれば、品質がガタ落ちするのでやめよう
おわり